The Japanese Festival and Forest Association (JFFA)
-creating bonds between Japanese communities and visitors through festivals and tree-planting

第二のふるさと創生協会が進める2大活動

 

○神社仏閣の祭礼行事のお手伝い活動

 いま日本全国では、過疎化・少子高齢化の影響で、消え去ろうとしているたくさんのお祭りがあります。
 この先30年の間には、日本全国で4割近い神社やお寺が、地域コミュニティーの崩壊から立ち行かなくなると言われています。
 こうした現実を踏まえて、当協会では、地域からお手伝い要請のあるお祭りに、当協会にご登録いただいている「全国お祭り手伝い隊」を少人数で派遣し、大切な伝統文化の護持継承のためのサポートをします。
 あえて少人数で派遣する理由は、地域の人々に受け入れやすい人数であることとに加えて、相互交流が深まりやすいということがあります。
 「全国お祭り手伝い隊」の皆さまには、地域の皆さまに喜ばれるお手伝いをしていただくことはもちろん、できれば直会(なおらい)というお疲れ様会に混ぜていただいたくことで、さらに交流を深めていただいたり、その地域の魅力である美しい風景や美味しい食べ物、温かい人々をSNSなどで、多くの人々に発信していただく活動などをしていただきます。
 

○鎮守の杜をモデルとした森づくり活動

 全国の神社にある「鎮守の杜」には、その地域に本来存在する多種多様な動植物が存在します。この杜は、貴重な生態系を維持するだけでなく、火災や津波などの災害から人々を守ってきた歴史もあります。
 災害大国日本において、この杜を適宜適所に拡大する活動をしたり、世界においても叫ばれる環境問題に対応するため、植樹活動を展開します。
 当協会は、全国で要望のある地域において、植樹祭を開催し、「全国お祭り手伝い隊」と地域の人々が中心となって活動することで、人々との交流も生む活動を行います。

この活動に参加するには?

STEP1 全国お祭り手伝い隊にボランティア登録していただきます。

 専用登録フォームに必要事項をご記入ください。登録料はかかりません。
 

STEP2 登録した隊員に、メーリングリストにてお祭り情報を提供します。

 全国各地にある神社仏閣からのお祭りのお手伝い要請を、当協会より隊員の皆さまにメールします。
 隊員の皆様の中で、日程等のご都合がつき、要請にこたえられる方を先着順で募集します。
 
【募集メールの例】
 日 程 10月1日(日)10~15時
 場 所 ○○県○○町 ○○神社
 担当者 佐藤一郎さん〔○○神社の宮司〕
 お手伝いの内容 神輿渡御に参加し、旗を持って歩く。衣装は現地にて借りられます。
 対 象 ①派遣された地域のお祭りを、気持ちを持ってお手伝いできる方。
     ②旗を持って半日程度歩く体力に自信のある男性・女性、年齢は問いません。
 必要人数 3名程度
 直 会 16時から直会(打ち上げ懇親会)がありますので、なるべく参加してください。参加費については、当協会より初穂料として神社に
    お納めさせていただきますので、それを参加費として代えさせていただきます。
 持ち物 動きやすい服装、カメラ・スマートフォンなど、常備薬、その他必要と思われる物
 努力条件 ご自身のSNS(フェイスブック、インスタグラム、ツイッターなど)などで、参加するお祭りの様子や現地で暮らす人々の
      こと、現地の美しい風景や美味しい食べ物など、その土地の魅力を発信してください。もちろん口コミも有難いです。
      場合によっては、当協会のフェイスブックでもシェアさせていた
     だきます。
 その他 交通手段や宿泊先の情報など、必要であれば事務局が可能な限りお手伝いします。
     旅行に関わる経費については、自己負担でお願いします。
 

STEP4 お手伝い派遣が決定!

 事前に当協会より、担当者の連絡先など必要事項や注意事項などがあれば情報提供します。
 

STEP5 いざ!あなたを必要としているお祭りへ出発! 

活動報告

三重県尾鷲市須賀利町・蛭子神社祭礼お手伝い報告 R2.2.11

 三重県の南部の海岸線に位置する尾鷲市須賀利町は、人口約200人の港町。雄大で美しい景観と美味しい海山の幸がある豊かな地域です。かつては1500人ほどの人口であったこともあり、近海漁業はもちろん、カツオなどの遠洋漁業の町としても栄え、リアス海岸の湾のある天然の良港は、全国の港町の船の寄港地でもありました。
 町の中心部に鎮座する高宮神社の境内社である蛭子神社は、海上安全・大漁満足の神さまとして、古くから漁師たちに崇められてきたこともあり、毎年2月11日の蛭子神社の祭礼は、一年のうち町で最も華やかで賑やかなお祭りであったそうです。
 人口が多かった時代には、町の4つの地域から神社に向かって伝統芸能などを披露する行列をつくり、山車が引かれたりもしたそうです。 
 現在では、町に住む9割近い方々が高齢者であり、漁業を営む人もほとんどおりません。小学校も既に廃校しており、商店も指で数える程度になっています。
 そうした中、神社の総代頭の西 長夫さんが語った「神事だけは残したい」という言葉が胸に響きました。
 今回、当協会は専門部会の皇學館大学の千田良仁先生のご紹介で、蛭子神社の祭礼に「全国お祭り手伝い隊」の最初の活動として4名で参加しました。現地では、㈱ゲイトが管理する旧民家に宿泊しました。
 ㈱ゲイトは、都内の虎ノ門や神田などで「くろきん」という居酒屋を展開する大きな会社です。須賀利で獲れた美味しい魚をお店で食べることが出来ます。
 実は今回、当協会の茨木理事もお手伝いに参加したのですが、ゲイトの五月女圭一社長や社員であった田中優未さんと以前から懇意だったことも、参加の理由の一つでした。五月女社長や田中さんをはじめ、ゲイトの皆さんの須賀利のプロジェクトにかける想いについては、こちらの記事をご覧ください。
 こうした想いを、当協会としても、その一部でも引き継いでいけたらと感じております。
 さて、レポートを続けます。
 我々は、満月が綺麗だった9日の夜に須賀利に到着しました。ゲイトの社員であり、須賀利に住んで一年以上になる安福可奈子さんが、宿泊先の家の前で出迎えてくれました。その日の夕飯に、安福さんはグレの刺身とキビナゴの唐揚げを用意してくれました。弾力があり、新鮮でとても美味しいお刺身をいただきながら、翌日からのお仕事の内容や須賀利の人たちの温かさなどについてお話を伺いました。
 10日6時、いよいよお手伝い開始です。近くの公民館に集合したら、既に男性たちはもち米を蒸かす作業を始めていました。
 この日のお手伝いは、祭礼当日に撒く紅白餅を作ることです。その量なんと5俵!!数にして、1万個のお餅を作ります。地元の方々をはじめ、三重大学の先生や学生さん、ゲイトの皆様など、70名ほどでの作業です。この餅撒きは、たくさんの人たちに祭りに来てほしいという想いから始めたそうです。
 もち米を蒸かすのは、漁師の男性の班。その餅を搗く班。ついた餅を投げ餅サイズに切り、丸くこねる班。丸くこねた餅についた粉を落としながら、並べて冷やし、ビニール袋に入れる班。最後にビニール袋をテープで止める班と分かれ、みんな粉まみれになりがなら、「この餅は大きい」やら「小さくて可哀そうだから、袋に二つ入れよう」やら、おじいちゃんたちもおばあちゃんたちにも、絶えず笑いと会話があり、楽しく作業をしました。
 理事の茨木さんは、餅を切る機械のハンドルを延々と回し続けたので、「150球投げた後の投手のような肩になってしまった」と笑いながら言っていましたし、私も班と班との間で、餅を運ぶ作業をしましたので、翌日から下半身がビリビリと筋肉痛になりました。
 そして、お昼ご飯は、たくさんの具材が入った炊込みご飯のおにぎりを美味しくいただいたのですが、それを作る女性班もあり、皆さんがほとんど休憩もなく作業をしました。
 作業が終了したのは、15時頃。約9時間餅作りに参加し、かなり重労働でしたが、地域の皆さんに「よく頑張ったね!」「お蔭さまです!」「ほんとにありがとう!」とたくさんのねぎらいのお言葉をいただき、顔や名前や職業まで覚えていただき、とても感激しました。
 餅づくりの後は、男性陣は蛭子神社の祭典の準備に入りました。我々も大漁旗を立てたり、石段に提灯を取り付けたり、祭器具や太鼓を社務所から運んだりと、お手伝いをしました。
 さらに公民館に戻って、やはり投げ餅と共に撒くお菓子を均等に分け、作ったお餅も運びました。すべての作業が終了したのは18時頃。
 その夜は、お祭りのお手伝いに親子で来られていた、鈴鹿市で農業を営む吉川 文さんからいただいた野菜や猪肉を使って、安福さんが猪鍋と地元の魚で作った鍋を用意していただき、疲れた体も癒され、とても美味しくいただきました。
 一日の肉体労働と人々の心の温かさに触れたお蔭で、お料理もお酒もよくすすみ、心地よく体にしみわたりました。総代頭の西さんからは、ビールの差し入れまでいただきました。大変有難いことです。
 11日の祭礼当日。6時に集合し、いよいよ仕上げの作業です。残りの祭器具を並べ、神様に捧げるお供え物(神饌)を用意し、玉串に紙垂(しで)を付けるなど、神主さんが来られる前に神社の総代さんたちが全て準備をします。
 総代頭の西さんによると、年に一度、三重県神社庁主催の研修会があり、それに参加をして、祭典の準備をするための手順を学んでいるそうです。きちんとした作法を学ぶことで、神さまに喜んでいただける、より美しいお祭りをされていることに、神職である私もとても感銘を受けました。
 また、神さまに捧げ直会でいただく鯛を西さんたち漁師の皆さんが、早朝海から獲ってきて捌く様子も拝見させていただきました。当にその土地で獲れた新鮮で最高の物を神さまに召し上がっていただくという、日本全国どこでも古来より行ってきた伝統が残っていることにも感銘を受けました。
 10時のお祭りに向け着々と準備を進める中、集まった人々に振舞われる蟹の入った味噌汁をいただきました。濃厚な出汁が出た味噌汁に、茨木さんも思わず舌鼓。
 祭典が始まる前、神職さまがご到着されました。蛭子神社のある高宮神社の神職を務められているのは、尾鷲神社の加藤宮司さまです。この日は、奥様の加藤禰宜さまがお見えになり、ご挨拶させていただき、当協会として初穂料をご神前に奉納させていただきました。
 総代の皆さまも、朝の作業着から正装に着替え、身を整えます。
 10時、いよいよ祭典が始まりました。境内にも多くの皆さんが集まり、祭典の様子を見守ります。舞姫さまの浦安の舞も奉納され、当に麗しい日本の祭りの伝統がここにあり、こうした祭りをこれからも継承していくことの大切さを感じました。
 祭典が終了すると、皆さんお楽しみの餅まきです。総代さんたちも所定の位置に着きます。そして、加藤禰宜さまの太鼓の合図で一斉に餅とお菓子がまかれました。あんなに時間をかけて作った餅ですが、10分足らずで1万個が撒き終わりました。たくさんのお餅を皆さん拾うことが出来、満足なお顔を見ることができました。
 その後は、大変有難いことに、直会(なおらい)に当協会からお手伝いに参加した4人も呼んでいただきました。
 直会とは、祭りの終了後に、ご神前に供えた御饌御酒(みけみき)を神職をはじめ参列者の方々で戴くことをいいます。古くから、お供えして神々の恩頼(みたまのふゆ)を戴くことができると考えられており、この共食により神と人とが一体となることが、直会の根本的意義であるということができます。
 その意味で、祭りの重要な儀式の一つである直会に、大変有難いことにその輪に入れていただけたことは、感謝に堪えません。
 また、その日の朝獲れた新鮮な鯛のお刺身やお酒をいただき、総代さんたちも一段落しますので、皆さんとの会話と交流も進み、昔の話もたくさん伺うことができ、当に当協会として目的としたいところに参加させていただきました。
 さらに、午後からは須賀利渚泊推進協議会が主催で、須賀利町ふれあい祭り実行委員会が中心となって、公民館でふれあい祭りがありました。須賀利の町や人びとを空撮したDVDの紹介や生バンドの演奏、そしてカラオケ大会とゆっくり楽しく交流が進みました。最後に隊員で後片付けもお手伝いをしました。
 この度、このお祭りに「全国お祭り手伝い隊」として参加させていただき、須賀利の人びとをはじめ、この祭りを支えるために関わっている人びとの温かさに触れて、とても幸せをいただきました。たくさんの知り合いもでき、当に「第二のふるさと」が出来た心地がしています。
 この場をお借りして、心から感謝申し上げます。
 当協会として、来年も隊員の皆さまに須賀利の蛭子神社のお祭りに参加していただくようご案内するとともに、この活動を全国の神社やお寺の祭礼行事などに、隊員の皆さまがお手伝いに行くことを推進していくことで、日本の大切な伝統を継承していく一助となれればと、思いを新たにした次第です。
 「私もお祭りのお手伝いに行きたい!」と思った方は、ぜひ「全国お祭り手伝い隊」にご登録をお願いします。
 企業や団体の皆さまも、社会貢献活動として、全国のお祭りにお手伝いに参りませんか?
 同時に、「全国お祭り手伝い隊」に来てほしいお祭りについても、全国の神社仏閣からのご要請をお待ちしております。
 今後とも、多くの皆さまのご協力をお願い申し上げます。
(事務局 高橋知明)
img_9514.jpg須賀利漁港 img_9497.jpg餅を切り、丸める作業 img_9510.jpg丸めた餅を乾かし、袋に入れる作業 img_9546.jpgもち米5俵。1万個の紅白餅の完成 img_9697.jpg全国お祭り手伝い隊員が大活躍‼ img_9577.jpg総代さんが祭りの準備をします。 86766487_1013322882376227_8412910020177428480_n.jpg大漁旗を取り付けました。 img_9532.jpg大漁旗で神社を飾り付け img-9558.jpgまだ暗いうちから、船を出し、水揚げした鯛を神様に捧げる img_9613.jpg蛭子神社の祭場が完成 img_9593.jpg朝一番の蟹味噌汁をいただく img-9649.jpg祭典が始まり、浦安の舞が奉納される img_9677.jpg一万個の紅白餅が撒かれます。 img-9626.jpg当協会も初穂料を奉納致しました。 img_9688.jpg直会に参加させていただきました。 img_9479.jpgグレのお刺身をいただきました。 img-9550.jpgグレの鍋も美味しかった。 img_9711.jpg須賀利の海は、透明度が高いです。

先ずは、メールまたはお電話ください。事務局は少人数で対応しておりますので、お返事に時間がかかることがあります。